「閉経が遅い人は見た目が若い」という通説は、単なる都市伝説ではなく明確な生物学的根拠に基づいています。女性ホルモンの主役であるエストロゲンには、肌のコラーゲン産生を促し、水分保持能力を高め、血管の弾力性を維持する強力な抗老化作用が存在するためです。
骨粗しょう症の予防においても大きな優位性があります。閉経とともにエストロゲンが激減すると破骨細胞の働きが急進し、骨密度が一気に低下しますが、閉経が遅い女性はその保護作用を50代半ば以降も享受できます。動脈硬化や心血管疾患の有病率が低く抑えられることも、女性の健康寿命延伸に寄与する要因です。