放送当時の世帯平均視聴率は8〜9%前後と堅調な推移を見せていましたが、真に特筆すべきは見逃し配信(TVer・Hulu)の記録的な再生数と、SNS上での異例の満足度の高さでした。
オリコンによるドラマ満足度ランキングでは全話を通じて上位を独走し、第59回ギャラクシー賞テレビ部門の選奨を受賞。視聴者の声を分析すると、以下の3つの要素が絶賛の要因となっていました。
- 「お涙頂戴」の障害者ドラマからの完全な脱却:主人公を「かわいそうな被害者」として描くのではなく、時には怒り、毒づき、恋に浮かれる等身大の人間として描いた点。
- 知らなかった日常の解像度が上がる体験:「点字ブロックの黄色は弱視の人に見えやすい色」「自動販売機の押しボタンの位置」など、健常者が気付かない街の構造を可視化した点。
- JUJUの主題歌「こたえあわせ」とのシナジー:楽曲が流れるタイミングの秀逸さと、歌詞に込められた「不完全な二人が寄り添うことの意味」がドラマのエンディングを完璧に彩りました。
ネット上の掲示板やSNSでは、「障害を理由に特別扱いするのではなく、相手を知ろうとする森生の姿勢に救われた」「めるるの演技に泣かされるとは思わなかった」といった現場観察に基づく生の声が多数寄せられました。