石畳の通りからさらに一本折れた極細の袋小路(ろじ)に踏み入ると、小さな行灯だけが灯るバーの看板が視界に入ります。ネットの掲示板やSNSでは「一見で入るとチャージで法外な金額を取られるのではないか」といった真偽不明の口コミが散見されますが、実際の現場事情はどうなっているのでしょうか。
現地での覆面調査および利用者の口コミ分析を行ったところ、現在の先斗町のバーシーンは極めて健全化が進んでいます。雑居ビルではなく京町家の躯体をそのまま活かした店舗が多く、町家の坪庭(中庭)を眺めながらウイスキーを傾けられる店や、床シーズンには川側に専用テラスを設けたオーセンティックバーが人気を博しています。
実際に寄せられている利用者の声を紹介します:
「看板が小さすぎて入るのに勇気が要ったが、扉を開けると重厚な一枚板のカウンター。マスターは物腰が柔らかく、京都のクラフトジンを丁寧に説明してくれた。チャージも800円と明記されており、銀座のバーよりよほど安心感がある」(30代男性・東京からの旅行者)
「路地の奥にあるバーは本当に静か。表通りの喧騒が嘘のように消える。お酒2杯と軽いおつまみで1人4,000円弱。京都の夜を締めくくる場所としてこれ以上の空間はない」(20代女性・カップル利用)
ただし、注意点がないわけではありません。座席数が10席未満という極小店舗が多いため、3名以上のグループでの飛び込みは入店を断られる確率が極めて高いのが実情です。隠れ家バーの醍醐味を味わうなら、1名〜2名でのスマートな利用を推奨します。