お笑いシーンのトレンドが目まぐるしく変化するなか、ロングコートダディに対する評価は年々盤石なものとなっています。彼らが熱狂的な支持を集める最大の要因は、「予定調和を軽やかに裏切る脱力系ロジカルコント」と「漫才の枠組みそのものを拡張する発明的なシステム」にあります。
従来の賞レースでは、テンポの速さや強いツッコミによる高圧的な笑いが主流となる傾向がありました。しかし、彼らが提示したのは、会話の間(ま)や日常の些細な違和感をじわじわと増幅させていくスタイルです。声を荒らげることなく、観客の想像力を刺激しながら世界観へと引き込む手法は、まさに新時代のコメディフォーマットとして定着しました。
また、吉本興業所属の芸人仲間からの評価が極めて高いことも特徴です。バラエティ番組の共演者や作家陣からは「堂前の脳内はどうなっているのか」「兎の天然ボケは計算では絶対に作れない」と絶賛されており、業界内プロップスの高さが全国ネット番組への出演増や単独ライブのプレミアム化を力強く後押ししています。