実戦の舟券勝負において、現地の熟練ファンやプロ予想師が最も神経を研ぎ澄ませるのが福岡競艇の直前気配です。一般的なレース場では直線タイムや展示タイムの良し悪しがそのまま着順に直結しやすいですが、うねりのある福岡では「展示タイムが良いのに惨敗する」現象が頻発します。
現地観戦やライブ配信の映像で注視すべきは、周回展示の2マーク旋回時および直線での「艇の跳ね方」です。福岡の水面にマッチしていない艇は、ターンマーク手前で切ったハンドルに対して艇が横滑りしたり、波に弾かれて船首が浮き上がったりします。こうした挙動を見せる選手は、本番の1マークでも全速旋回ができず、大きく着順を落とします。
反対に、波を受けても艇底が水面に吸い付くように安定して回り込んでいる艇は、出足や回り足の福岡競艇モーター評価において上位クラスと判断できます。福岡競艇の1マーク攻略においては、行き足(スリット付近の伸び)以上に、「ターンマークへ艇を向けた瞬間のグリップ力」が優れている選手を軸に据えるのが鉄則です。