綿棒でマイボーム腺を押し出すのは危険?眼科医が教える正しい詰まり解消法

綿棒でマイボーム腺を押し出すのは危険?眼科医が教える正しい詰まり解消法

綿棒でマイボーム腺を押し出すのは危険?眼科医が教える正しい詰まり解消法の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。

まぶたの縁、まつ毛の生え際の内側には、涙の蒸発を防ぐ油分を分泌する「マイボーム腺」と呼ばれる出口が上下合わせて約50〜70個並んでいます。この分泌口に見られるプチッとした白い粒や濁った脂の塊は、変質して固まった皮脂の蓄積(マイボーム腺梗塞)です。

この脂の排出が滞るとマイボーム腺機能不全(MGD)に陥り、涙の油層が失われて水分が急激に蒸発し、重度のドライアイを引き起こします。代表的な自覚症状は以下の通りです。

  • 目が慢性的にゴロゴロする、砂が入っているような異物感がある
  • 朝起きたときにまぶたが重く、目やにがこびりつく
  • 夕方になると視界がかすむ、まぶしさを強く感じる
  • 目の充血や乾燥感が目薬を差しても治まらない

なお、似た症状として挙げられる「ものもらい(麦粒腫・霰粒腫)」とマイボーム腺の詰まりは状態が異なります。麦粒腫は細菌感染による急性の赤みや強い痛みを伴い、霰粒腫はマイボーム腺の詰まりを起点に慢性的な肉芽腫(しこり)が形成される疾患です。単なる脂の詰まりを放置すると霰粒腫に移行するケースも多いため、早期の適切な対処が求められます。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。