DREAMS COME TRUEの通算24枚目のシングルとして1999年1月20日に発売された『朝がまた来る』。本作の誕生背景には、当時のドリカムが模索していた新たな表現への挑戦がありました。
1990年代をトップランナーとして駆け抜けてきた吉田美和と中村正人は、より骨太で感情の機微を深く抉るような楽曲制作へとシフトしていました。その中で生まれた本作は、それまでのポップでキャッチーなドリカム像とは一線を画す、重厚でシリアスなメッセージ性を放っています。制作陣が求めたのは、単に「前を向こう」と励ます応援歌ではなく、痛みや苦しみを抱えたままそれでも立ち上がらざるを得ない人間の生々しい姿でした。
なお、本作のカップリング曲『三日月』も隠れた名曲として知られ、夜の静寂を感じさせるメロウなバラードとしてシングル全体の完成度を極限まで高めています。