購入検討において最初の大きな関門となるのが、車体寸法と支払総額のギャップです。レクサスNXとRXのサイズ比較を行うと、両車が同じGA-Kプラットフォームをベースにしながらも、全く異なるスケール感で設計されている事実が浮き彫りになります。
NXは全長4,660mm×全幅1,865mmと、日本のインフラ環境でも破綻しない絶妙なミドルサイズを維持しています。一方のRXは全長4,890mm×全幅1,920mmという堂々たる体躯を誇り、北米市場をはじめとするグローバルスタンダードの堂々たるラグジュアリーサルーンSUVとして君臨しています。特に全幅1,920mmという数値は、一般的なパレット式立体駐車場(制限1,850mm〜1,900mm)の多くで入庫不可となる境界線です。
レクサスNXとRXの価格差について掘り下げると、エントリーモデルであるNX250(FF)の約485万円から、最上位RX500h F SPORT Performanceの900万円オーバーまで、予算レンジは極めて広大です。売れ筋であるNX350h "version L"(AWD・約647万円)と、RX350 "version L"(AWD・約741万円)やRX350hを比較した場合、オプション装備や諸経費を含めた乗り出し価格では約150万〜200万円強の差額が発生します。この価格差に見合う価値をどこに見出すかが選定の分水嶺となります。