国内のソーシャルリスニングを実施すると、日本のSNSや掲示板(X、5ちゃんねる、知恵袋)では、戸惑いながらもコンテンツの吸引力に屈してしまったユーザーの生々しい声が数多く確認できます。
「おすすめに流れてくる『bài học đáng đời』って何?と思いながら見始めたら、ボロボロの作業着を着たおじさんが高級レストランで邪険に扱われて、後からオーナーとして現れるシーンで気づけば最後まで見ていた。ベトナム語は分からないのに満足感がすごい」(X上の投稿より)
「演技が大げさすぎてコントみたいだけど、悪役の顔芸が上手すぎて目が離せない。完全にやらせと分かっているのに、最後の土下座で謎のカタルシスを感じてしまう」(国内動画コミュニティの声)
ネット上の反応を分類すると、視聴体験は共通して以下の3段階の心理プロセスをたどっています。
- 第1段階(違和感と認知のフック):見慣れない外国語の文字と、低解像度の防犯カメラ風映像に「何が起きているのか?」と注意を奪われる。
- 第2段階(理不尽なストレスの蓄積):弱者に対してあまりにも横柄な態度を取る悪役が登場し、視聴者の「許せない」という義憤を煽る。
- 第3段階(急転直下の制裁と快感):社会的地位の逆転や隠された真実が発覚し、悪役が狼狽・懇願する姿を見ることで、脳内にドーパミンが放出される。
このように、徹底的に視聴者のフラストレーションを溜め込んでから一気に解放するプロットが、国境や言語の壁を軽々と打ち破る強烈なエンゲージメントの原動力となっています。