日本の新体操界を牽引する手具メーカーといえば、ササキスポーツ(SASAKI)とチャコット(Chacott)の2大ブランドです。どちらも世界大会で多くの選手に愛用されていますが、布地の質感や軌道の描き心地にはそれぞれ独自のこだわりが見られます。
ササキの新体操リボンは、しなやかさと空気抵抗のバランスが絶妙で、ダイナミックな投げ受けや素早いスネーク、らせんを描く際のレスポンスの良さに定評があります。特に人気の高いハイピッチグラデーションシリーズは、手元から先端にかけて色彩が鮮やかに変化し、広い体育館の照明下でも軌道がくっきりと際立つ設計です。耐久性と扱いやすさを兼ね備えており、初心者から国際大会に出場するシニア選手まで幅広い層から支持を集めています。
対するチャコットの新体操リボンは、上質なレーヨン素材がもたらす極上の柔らかさと、滑らかなドレープ感が魅力です。空気を含んだときにふわりと美しく舞い上がる独特の浮遊感があり、優雅で芸術性の高い演技表現を追求する選手に好まれています。色彩表現も繊細で、深みのあるグラデーションカラーやシックな色合いのバリエーションが豊富です。
どちらを選ぶべきかは、選手の演技スタイルや手首の筋力、目指す表現によって分かれます。キレのあるスピード感と正確なコントロールを重視するならササキ、柔らかくしなやかな表現力と滞空感のある美しい軌道を好むならチャコットを試してみるのが適しています。