なぜこれほどまでに迫力ある写真が撮影できるのか。その秘密は、建築自体の優れた意匠にある。当施設の設計を担当したのは、日本を代表する建築設計事務所である日建設計だ。展望ラウンジの窓ガラスには、わざわざ室内側に傾斜させた独自の斜面ガラス構造が採用されている。
通常の直立したガラス窓では、室内の照明や見学者の姿がガラスに反射して映り込みやすく、夜景写真の大きな障害となる。しかし、この絶妙な傾斜角のおかげで光の反射が劇的に抑えられ、肉眼で見ているかのようなクリアな視界が維持されるのだ。建築のプロフェッショナルによる細やかな配慮が、撮影者にとって最高の環境を作り出している。