地方の古民家や山深き廃墟付近で行われたロケ。かつて彼が現場で遭遇した出来事は、スタッフ全員の記憶に深く刻み込まれている。カメラが回っていない移動中の車内や控室で、突如として起こる原因不明の機材トラブルや、誰もいないはずの空間から響く足音。異様な気配を察知した彼は、慌てふためくこともなく「あそこに誰かいるよね」と静かに呟いたという。
単なる噂話と切り捨てるには、あまりにも証言が具体的だ。音声マンが拾ってしまった不可解なノイズや、ロケ写真に写り込んだ謎の影。現場の違和感を瞬時に察知し、危険を回避しようとする独特の第六感は、長年のタレント活動だけでは説明がつかない。恐怖の渦中にあっても周囲を不安にさせまいと気遣う姿に、現場のスタッフは感嘆したという。