航空会社のグランドスタッフや空港警備担当者へのヒアリング、およびSNSや知恵袋等に寄せられる数千件の体験談を分析すると、飛行機に乗り遅れてしまう乗客の行動には明確な共通パターンが存在することが分かります。
乗り遅れ原因の第1位は、「保安検査場 締め切り時間(出発20分前)の誤認」です。鉄道の感覚で「出発時刻の10分前に検査場へ行けば間に合う」と思い込み、ゲート前で通過を断られるケースが後を絶ちません。自動改札機は規定時刻を1秒でも過ぎるとエラー音を発し、スタッフの裁量でも通すことができない仕様になっています。
第2位は、「保安検査を通過した後の油断」です。「検査場を通過したからもう大丈夫」と安心し、出発ロビーの土産物店での買い物やトイレ、カフェでの飲食に没頭している間に搭乗口 集合時間 何分前かを忘れ、最終案内のアナウンスを聞き逃すトラブルです。特に大型空港では、保安検査場から最も遠い搭乗ゲートまで徒歩で7〜10分以上かかる場合があるため、物理的な移動距離を甘く見てはいけません。
第3位は、「受託手荷物の中身不備による再検査の足止め」です。前述したモバイルバッテリーの誤混入や、スプレー缶(日焼け止めスプレーや消臭スプレーの引火性成分)の確認により手荷物再検査となり、保安検査場に向かう時間が削られてしまうケースが多発しています。