最近の店内を見渡して驚くのは、外国人旅行客の多さだ。かつてはガイドブックにも載っていなかったこのロードサイドのドライブインに、なぜ海外からの旅行者が自らレンタカーを運転して訪れるのか。
その理由は、日本の「ローカルカルチャーの深掘り」を求めるインバウンドの旅のスタイルの変化にある。東京や京都といった定番の観光都市を巡り終えたリピーターたちが、よりローカルでディープな日本食と雰囲気を求めて郊外へと足を延ばしているのだ。多言語メニューが完璧に整備されているわけではない。しかし、身振り手振りと笑顔で迎える接客、そして写真付きのメニューが言葉の壁を軽々と飛び越える。「これぞリアルな日本の日常」と、海外の旅行系YouTuberやトラベルブロガーが絶賛したことで、口コミが世界中に拡大した。