鳥は捕食される側の動物であるため、体調不良を本能的に隠す習性があります。「羽を膨らませてじっとしている」「止まり木の底にうずくまっている」といった目に見える異変に気づいた段階では、すでに病状が重篤化しているケースが少なくありません。
犬や猫を主に診察する一般的な動物病院では、鳥の血液検査やレントゲン、吸入麻酔に対応できない場合があります。そのため、お迎えする前に近隣の鳥専門病院やエキゾチックアニマル診療に精通した獣医院をリストアップしておくことが不可欠です。
お迎え直後の健康診断では、以下の検査を必ず受診することが推奨されます。
- 糞便検査・そのう検査:メガバクテリア(AGY症)やトリコモナスなどの原虫・真菌感染の有無を確認。
- クラミジア検査(オウム病):人獣共通感染症の予防。
- PBFD・BFD遺伝子検査:インコ類の深刻なウイルス性感染症のスクリーニング。
早期発見・早期治療さえ徹底できれば、多くの感染症は完治可能です。年1〜2回の定期健診をルーティン化することが、愛鳥の長寿に直結します。