現代の心理診断の根底には、19世紀末から20世紀にかけて築かれた精神分析学の知見が息づいている。無意識の領域を提唱したシグムント・フロイトは、人間の行動や感情の大部分が日常の自覚を超えた「抑圧された欲求」によって動かされていると説いた。
一方で、その弟子であり後に独自の道を歩んだカール・ユングは、個人を超えた集団的無意識や普遍的な性格類型(アーキタイプ)の概念を提示した。臨床心理学の現場でも重宝されるこれらの理論は、私たちがネット上で何気なく受けるWeb診断の設計図として、いまなお強力な説得力を持ち続けている。