市販の薬用シャンプーは医薬品ではなく「医薬部外品」です。すでに頭皮全体が真っ赤に腫れ上がっていたり、黄色い浸出液(ジュクジュクした汁)が出ている重症期は、シャンプーだけで治すことは不可能です。
皮膚科では、短期間で炎症の火消しを行うステロイド外用薬(ローション・スプレータイプ)や、医療用抗真菌薬(ケトコナゾール外用液など)が処方されます。まずは医療機関で炎症を鎮火させ、その後の再発防止や寛解維持として薬用シャンプーを組み込む「二段階アプローチ」こそが最も合理的です。
市販薬用シャンプーがおすすめできる人
- 頭皮のベタつきや皮脂の臭いが気になり、軽度のフケやムズムズ感が出始めた人
- 皮膚科での初期治療を終え、医師から日常ケアへの移行を促された人
- 季節の変わり目などに定期的にフケ・痒みがぶり返す体質の人
市販シャンプーの使用に慎重になるべき人(即座に受診すべき状態)
- 頭皮に強い痛みがあり、浸出液やかさぶたが広範囲に形成されている人
- 市販シャンプーを1〜2週間正しく使用しても症状に全く変化がない、または悪化している人
- 円形脱毛や急激な抜け毛の増加を伴っている人