数千円から、安いものでは数百円で購入できるこの手軽さは、高額なコース契約を前提としてきた従来の除毛・脱毛業界にも大きな波紋を広げている。インフレが続く中で、サロン通いを敬遠した若年層が手軽な代替手段として飛びついた背景は見逃せない。
しかし、安さの代償は決して小さくない。一時的なコストを浮かせた結果、重い皮膚トラブルに見舞われて皮膚科の治療費がかさむという本末転倒な事態が多発している。業界関係者は「毛根を破壊する医療レーザーや、毛を化学的に溶かす除毛クリームとは根本的にメカニズムが異なる」と強調し、消費者が製品の性質を正しく理解しないまま使用することへの懸念を隠さない。