現在、X(旧Twitter)やYouTube、掲示板などのSNS空間において、「まだだまだ終わらんよ」は多様なシチュエーションで消費されています。ピクシブ百科事典などのサブカルチャーデータベースでも、イラスト投稿やパロディ作品のタグとして数千件規模の蓄積が確認できます。
ネットユーザーの投稿実態を定性・定量的に検証すると、大きく分けて3つの利用傾向が存在します。
- 土壇場での追い込み(仕事・学業・制作活動):締め切りまで残り数時間となったイラストレーターやプログラマーが、気力を奮い立たせるために「進捗50%……だが、まだだ、まだ終わらんよ!」と投稿するケース。
- ソーシャルゲームでの逆境(ガチャ・高難度クエスト):目当てのキャラが出ず手持ちの石が尽きかけた際、追加課金を行う「追いガチャ」の免罪符として叫ばれるケース。
- スポーツや対戦ゲームの土壇場:残り体力わずか、あるいは最終回ツーアウトからの逆転劇を演出する実況フレーズ。
SNS観測データからも、「劣勢を自認しつつも、精神的屈服を拒絶するポーズ」として非常に機能しやすい語感を持っていることが分かります。自嘲交じりのユーモアを含みつつ、前を向く動機づけとして、現代のネットユーザーにとって極めて使い勝手の良いメンタルコントロールツールとなっているのです。