実際に受診した市民や入院経験者のリアルな口コミを分析すると、自衛隊病院ならではの際立った特徴と評価の傾向が浮かび上がってきます。
好意的な評価として圧倒的に多く挙げられるのが、「病院全体が清潔で静寂が保たれている」「スタッフの規律と礼儀正しさが際立っている」という点です。病院内で勤務する看護師は、制服を着た自衛官(看護官)だけでなく、一般の国家公務員採用試験を経て配属された防衛技官看護師が多数を占めています。防衛技官の採用情報は防衛省職員採用窓口を通じて定期的に公開されていますが、手厚い福利厚生と整った教育研修制度を背景に高い定着率を誇ります。この安定した職場環境が、患者に対するゆとりある丁寧な看護ケアとホスピタリティに直結していると現場で高く評価されています。
一方で、率直な不満や注意点として挙げられる声も存在します。最も多いのは、「夜間や休日の救急外来が民間病院のように24時間フルオープンではない」という点です。自衛隊札幌病院は地域の救急医療体制にも輪番で参画していますが、三次救急病院のようなあらゆる重篤患者を無条件で常時受け入れる救命救急センターではありません。急な夜間発熱や急病の際は、札幌市夜間急病センターなどの当番医を利用するのが基本です。
また、院内売店(PX)には日常品に加え、自衛隊限定のグッズや迷彩柄のミリタリーグッズ、保存食などが陳列されており、一般来院者にとっては独特の物珍しさと新鮮な驚きを与えるスポットとして話題に上ることがあります。