現在の高砂部屋親方は元朝赤龍!継承の舞台裏と朝乃山再生の真実

現在の高砂部屋親方は元朝赤龍!継承の舞台裏と朝乃山再生の真実

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高砂部屋にとって最大の激震となったのが、2023年11月2日の先代・高砂親方(元大関・朝潮、本名・長岡末弘氏)の急逝でした。享年67。小腸がんを患い闘病を続けていた中での突然の別れに、角界中が深い悲しみに包まれました。

7代親方は、朝乃山を近畿大学時代から見初め、「お前が次の高砂の柱になる男だ」と期待を注ぎ続けた恩師でした。2021年に新型コロナウイルス対応ガイドライン違反で朝乃山が6場所の出場停止処分を受けた際、7代親方も監督責任を取る形で日本相撲協会を退職。その責任の重さに打ちのめされていた弟子に対し、陰ながら励ましを送り続けていた事実が関係者の証言で明らかになっています。

先代の急逝直後、8代親方は朝乃山に対し「先代への一番の供養は、土俵の上で強い姿を見せ続けることだ」と言葉をかけ、稽古場での指導に一段と熱を込めました。三段目まで転落しながらも幕内上位へと這い上がり、幾度重なる怪我と戦い続ける朝乃山の精神的支柱となったのが、この「先代の遺志」と「現師匠の包容力」でした。師弟が互いをリスペクトし合う関係性が、名門崩壊の危機を救ったと言っても過言ではありません。

清水 千尋
著者

清水 千尋

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。