検索ユーザーの間で「バラエティ番組の罰ゲームやドッキリ企画ではないか」「どのテレビ局の地上波ドラマなのか」と疑問視される声が目立ちますが、決定的な話題となったキスシーンの舞台は、2022年9月に配信開始されたAmazon Original連続ドラマ『モアザンワーズ/More Than Words』(全10話)です。
本作は絵津子氏による話題のコミックを原作とした、愛と友情の狭間で揺れ動く若者たちの青春群像劇です。兼近大樹が演じたのは、物語の後半において極めて重要な鍵を握る青年・妹尾朝人(せのお あさと)役でした。朝人は、過去の傷を抱えながら、主人公の美枝子(演:藤野涼子)と出会い、複雑な契約と同居生活を通じて心を通わせていくという極めて繊細な役どころです。
話題となったキスシーンの相手役を務めたのは、映画『ソロモンの偽証』で鮮烈なデビューを飾り、数々の映画賞を受賞してきた実力派女優・藤野涼子です。ドラマ内でのキスシーンは、決して安易なロマンチックコメディの演出ではなく、孤独を抱えた若者同士が痛みを分かち合い、距離を縮めていく過程を生々しく切り取ったカットとして描かれました。
地上波バラエティで見せるハイテンションなキャラクターを完全に封印し、低く落ち着いた声のトーンと憂いを帯びた眼差しで挑んだこのシーンは、公開直後から視聴者の間で大きな衝撃を与えることとなりました。