外部から見ると最も懸念されるのが「宗教との違い」と、ネット掲示板などで「やばい」と書き立てられる経緯です。この実態を正確に理解するには、運営母体である一般社団法人倫理研究所の設立経緯と教義の構造を客観的に見る必要があります。
結論から言えば、倫理法人会は宗教法人ではなく、文部科学省所轄の社団法人を前身とする「一般社団法人」です。特定の神仏や教祖を崇拝する儀式はなく、創始者である丸山敏雄氏が体系化した「生活法則(栞)」の実践を目的としています。それにもかかわらず宗教と見誤られる最大の理由は、早朝の「活力朝礼」で見られる独特の動作や、出版物である「職場の教養」を用いた輪読、さらには「後継者倫理塾」「富士高原研修所での合宿研修」などにみられる徹底した規律の厳しさにあります。
モーニングセミナーでは、全員で起立して声を揃えて挨拶を交わし、返事のトーンや姿勢の角度まで細かく指導される場面があります。この軍隊調とも言える統制された熱気や、「純粋倫理を実践すれば売上が伸びる」といった非科学的とも取れる体験談の共有が、部外者や一般社員にとってカルチャーショックとなり、「洗脳されているのではないか」「宗教団体のようだ」という評判やネットの反応へとつながっているのです。