全国の神社を包括する神社本庁の見解や、各地の歴史ある社寺の教えによれば、おみくじに記された「一番」という通し番号は、決して運勢の順位やランクを表しているわけではない。あくまで該当する神意(歌や和歌)を特定するための管理用識別子に過ぎないのだ。
例えば、学問の神様として親しまれる菅原道真を祀る天満宮や、商売繁盛の総本宮である伏見稲荷大社などでは、独自のおみくじ体系が採用されている。そこでは「一番」が必ずしも大吉とは限らず、「小吉」や「向大吉」などが割り当てられている場合も少なくない。つまり、「第一番」と「大吉」が重なったからといって、特別な呪いが発動するような仕組みは存在しないのである。