「あくたもくた」と似た意味を持つ言葉は日本語に数多く存在しますが、指し示す対象や語源のニュアンスには明確な違いがあります。
まず「がらくた(我楽多/瓦落多)」との違いです。「がらくた」の語源は、物がぶつかり合ってガラガラと音を立てる擬音語、あるいは骨董用語から派生したと言われています。「あくたもくた」がゴミや塵芥そのものに近いニュアンスを持つのに対し、「がらくた」は一応は道具や品物の形を保っているものの、役に立たない品というニュアンスが強くなります。
次に「有象無象(うぞうむぞう)」との決定的な違いは対象です。「有象無象」は仏教用語の「有相無相」に由来し、世の中に存在する雑多で取るに足らない「人々・大衆」を指して使われます。一方、「あくたもくた」は基本的に「物品や事柄」を指すため、人間を指して使うことは原則としてありません。
なお、対義語としては「貴重品」「宝物」「珠玉」「逸品」など、価値が高く大切に扱われるものを指す言葉が該当します。