東海道新幹線を走る3つの列車種別には、単なる停車駅の数にとどまらない明確な実用性の差が存在します。
東京〜京都間の標準所要時間は、のぞみが約2時間15分、ひかりが約2時間40分、各駅停車のこだまが約3時間40分です。のぞみとひかりの時間差はわずか約25分に過ぎません。ひかりは静岡県内の主要駅や岐阜羽島、米原などに停車しますが、走行速度そのものはのぞみと同じ最高時速285kmです。
「少しでも安く移動したいが、こだまの3時間40分は長すぎる」と感じる層にとって、ひかりの指定席や早特割引は極めて有力な選択肢です。一方で、運転本数はのぞみが1時間に最大12本運行される圧倒的な過密ダイヤであるのに対し、ひかりは1時間に2本程度に限られます。時刻表に自身のスケジュールを合わせられるかどうかが、ひかりを活用する上での分水嶺となります。