インフルエンザA型B型の違い徹底比較!熱や腹痛の症状と流行時期

インフルエンザA型B型の違い徹底比較!熱や腹痛の症状と流行時期

インフルエンザA型B型の違い徹底比較!熱や腹痛の症状と流行時期の全体像を分かりやすくまとめてご紹介します。

インフルエンザウイルスは内部のタンパク質の構造によりA型・B型・C型(およびD型)に分類されますが、ヒトの間で毎年のように大規模流行を引き起こすのは主にA型とB型です。両者の最も根本的な違いは「変異の起こりやすさ」と「宿主(感染対象)の範囲」にあります。

A型はヒト以外に鳥や豚などの動物にも感染し、表面にあるヘマグルチニン(HA)とノイラミニダーゼ(NA)という突起タンパク質の組み合わせによって100種類以上の亜型が存在します。このためウイルスが頻繁に小変異・大変異を繰り返し、世界的なパンデミックを引き起こす脅威を持っています。一方でB型は基本的にヒトの間でのみ感染が循環し(山形系統とビクトリア系統の2系統)、変異の速度はA型に比べて緩やかです。

比較項目インフルエンザA型インフルエンザB型インフルエンザC型主な流行時期12月〜2月(冬期前半)1月〜3月(冬期後半〜春先)季節性なし(通年・小流行)発熱パターン38〜40℃の急激な高熱37℃台の微熱〜高熱(二峰性発熱も)微熱または平熱程度特徴的な症状激しい悪寒、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感腹痛、下痢、嘔気、長引く咳・咽頭痛鼻水、軽い咳(通常の風邪様症状)潜伏期間約1〜3日(平均1〜2日)約1〜3日(やや長めの傾向)約1〜3日変異性と流行規模極めて高い(大流行・パンデミック)中程度(地域的・季節的な集団感染)ほぼ変異なし(一度罹患で免疫獲得)

感染症サーベイランスの定点報告によると、国内の年間患者数は例年約1,000万人規模に達します。流行初期は感染力の強いA型(H1N1パンデミック09型やH3N2香港型)が全体の8割以上を占め、年明け以降にB型が台頭してくるのが標準的なシーズン推移です。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

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