ネット上のレビューやSNSの投稿を見ていると、「100均のケースならどれに入れても同じ」「中身が見える透明ケースが一番便利」といった情報が散見されますが、これには大きな落とし穴が存在します。
まず注意すべきは遮光性の問題です。ビタミンB群、ビタミンC、コエンザイムQ10、オメガ3系(DHA・EPA)などの成分は、紫外線や可視光線によって酸化・劣化が進みやすい性質を持っています。完全透明なクリアケースに数週間分を入れっぱなしにしてデスク上に放置すると、成分の変色や異臭、品質低下を招く恐れがあります。光に敏感なサプリメントを長期保管する場合は、不透明なケースを選ぶか、遮光効果のあるスモークカラーのケースを暗所に置く配慮が不可欠です。
次に湿気対策です。日本の高温多湿な環境では、一般的なプラスチックケースのわずかな隙間から湿気が侵入します。梅雨時や夏場にゼラチンカプセル同士がくっついて溶けてしまった経験を持つ人は少なくありません。ネット上では「100均ケースに乾燥剤を入れれば大丈夫」と言われますが、そもそもケース自体にシリコンパッキン等の密閉機構がなければ外気が侵入し続けます。湿気に弱いサプリメントには、セリアなどで展開されているパッキン付きの密閉型ケースを強く推奨します。