早川アキの戦いは、常に自らの身を削る「命の切り売り」の上に成り立っていた。最初に契約した「狐の悪魔」には皮膚や髪を提供し、しなやかな戦闘能力を発揮。だが、その後使用した釘状の刀(カラスの悪魔/呪いの悪魔の力)は、発動のたびに自らの寿命を大幅に削り取るという致命的な代償を要求した。この時点で彼の残された命はわずか2年。あまりにも残酷なカウントダウンが刻まれ始める。
さらに物語の暗転を決定づけたのが「未来の悪魔」との契約だ。未来の悪魔はアキに対し、一切の肉体的代償を求めなかった。突きつけられた理由はただ一つ——「お前が最悪の死に方をするのを、この目で見たいから」という悪意に満ちた好奇心。アキの脳裏と読者の心に深く植え付けられたこの死亡フラグは、物語の結末に向けた逃れられない運命の糸として絡み合っていく。