読者に凄まじい衝撃を与えたのが、第7部本編における基本世界のディエゴ・ブランドーの最期です。物語終盤、ディエゴはルーシー・スティールを救出するため、そして合衆国を牛耳るファニー・ヴァレンタイン大統領の野望を挫くため、ホット・パンツと一時的な共闘関係を結びます。
激走する大陸横断列車の上で繰り広げられた大統領との死闘において、ディエゴは大統領のスタンド「D4C(いともたやすく行われるえげつない行為)」の次元移動能力のトリガーを分析。「何かに挟まれること」で別世界へ移動するという発動条件を逆手に取り、大統領を車輪の下へ引きずり込んで追い詰める決定打を放ちました。
しかし、大統領の執念はディエゴの計算を上回っていました。大統領は切断されかけた寸前、車輪とレールの間に自らを挟み込んで並行世界へと脱出。逆にディエゴ自身が走行中の列車の下に引きずり込まれ、動輪に巻き込まれて胴体を真っ二つに両断されるという凄惨な形で命を落としました。誇り高く戦い抜いたディエゴの突然の死は、読者に強烈な無常感を突きつけました。