戦刃むくろは、第1作のプロローグ直後、モノクマの校則違反に対する見せしめとして「グングニルの槍」に貫かれ、最初の犠牲者として命を落とします。事前に妹から聞かされていた手筈では「反抗的な態度を取った罰として地下牢に一時拘束される」という筋書きでした。
なぜ江ノ島盾子は実の姉を殺害したのか。その理由は、江ノ島にとって最大の快楽である「予測不能な絶望」を味わうためでした。妹の計画を完遂させるために絶対的な信頼を寄せていた姉を、本物の悪意と裏切りで突如処刑することで、妹自身も深い絶望を感じ、学園全体を恐怖で支配しようとしたのです。
死の直前、むくろが残した「話が……違うじゃ……ない……」という困惑の呟きは、狂信的に愛していた妹に裏切られた悲痛な最期を象徴しています。死後もその遺体は黒幕によって利用され、第5章の偽装殺人トリックの凶器として暴かれることとなりました。