唇のコンディションは日によって揺れ動くもの。単なるカサつきなのか、それとも炎症を起こしているのかによって、手にするべきアイテムのカテゴリーは根本から異なります。パッケージに記載された表示区分を確認し、自分の状態に合致した製品をセレクトしましょう。
日常の予防やメイク前の保湿には「化粧品」に分類される高保湿リップで十分ですが、乾燥によるヒビ割れやざらつきが気になり始めた段階では「医薬部外品(薬用)」の出番です。抗炎症成分が配合されており、トラブルを未然に食い止めながらバリア機能を立て直します。
ただし、皮剥けだけでなく赤く腫れている、口角が切れて痛む、浸出液が出ているといった症状がみられる場合は口唇炎や口角炎を発症している可能性が高くなります。この段階で通常のリップクリームを塗り重ねても根本治療にはならず、配合されている香料やメントール、防腐剤が接触皮膚炎を引き起こすリスクすらあります。炎症が明らかなときは、アラントインやビタミンB群が配合された「第3類医薬品」の治療用リップに切り替えるか、速やかに皮膚科専門医の診察を受けるのが回復への最短ルートです。