市販のロキソニンで眠くなるかどうかの真相は、「どの種類のパッケージを選んだか」によって180度異なります。解熱鎮痛薬のトップブランドである第一三共ヘルスケアのロキソニン成分設計には、明確な目的別の棲み分けがなされています。
医療用として処方される「ロキソニン錠60mg」や、市販薬のスタンダードである「ロキソニンS」「ロキソニンSクイック」「ロキソニンSプラス」の主成分は、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)であるロキソプロフェンナトリウム水和物です。これらには、直接的に中枢神経を抑制して眠気を促す「鎮静成分」は一切配合されていません。
一方、つらい頭痛に高い効果を発揮する上位モデル「ロキソニンSプレミアム」や「ロキソニンSプレミアムファイン」には、鎮痛効果を助ける目的でアリルイソプロピルアセチル尿素という鎮静成分が含まれています。この成分は脳の興奮を抑えて痛みの感覚を和らげる優れた働きを持つ反面、強い眠気をもたらす薬理作用があります。
「ロキソニンならどれも同じ」と思い込み、仕事中や運転前にプレミアムタイプを服用してしまうケースが、ネット上で「ロキソニンを飲んだら猛烈に眠くなった」と騒がれる最大の要因です。