発見した虫への適切な対処法を判断するためには、それぞれの生物学的特徴と危険度の違いを正しく理解しておく必要があります。下表は、主要な3種の識別ポイントとリスクを比較したデータです。
日本を代表する危険種:トビズムカデとアオズムカデの特徴
日本国内で住宅侵入事故の大半を占めるのがトビズムカデ(体長10〜15cm、頭部が赤橙色で脚が黄色)と、やや小型のアオズムカデ(体長7〜10cm、全体に暗青緑色)です。両種とも鋭い毒顎(顎肢)を持ち、セロトニン、ヒスタミン、ヒアルロニダーゼなどを含む複合毒を注入します。
ムカデに噛まれた場合の症状としては、焼けるような激痛、局所の発赤・水疱形成、患部周辺のリンパ節の腫れが挙げられます。過去に噛まれた経験がある場合は、蜂毒と同様にアナフィラキシーショックを引き起こす危険性があるため、全身の蕁麻疹、呼吸困難、血圧低下が見られた際は一刻を争う救急要請が必要です。