登録加盟校数が全国でもトップクラスに多い東京都予選は、全国で最も厳しいトーナメントの一つと言われる。一次予選から数えれば、全国大会にたどり着くまでに消化しなければならない試合数は膨大だ。しかも、インターハイから秋の選手権予選にかけては、猛暑や気候変動の影響を最小限に抑えるコンディショニングが勝敗の分かれ目となる。
各校はスポーツサイエンスの専門家や管理栄養士をスタッフに招き、氷風呂を用いたアクティブリカバリーや、試合前後の炭水化物補給プログラムを徹底。連戦による疲労蓄積を防ぎ、怪我を最小限に抑える取り組みがチームの生命線を握る。ピッチ上の戦い以上に、ピッチ外での科学的サポートの差が後半ロスタイムの「走れるか否か」を左右している。