エージェント制度が定着した現代競馬において、ファンの小原靖博への評判は賛否が分かれます。小原靖博のネットの反応をSNSや競馬専門掲示板で追うと、以下のようなリアルな声が日常的に交わされています。
「小原軍団の馬が同一レースに複数頭出ているときは、どの騎手が本命馬に乗っているかで陣営の本気度が丸わかりになる」「望来騎手が乗る馬の質が明らかに高いのはエージェントの営業力のおかげ」「昔の福永・川田・岩田父が同じエージェントだった時代は手が付けられなかった」といった、その手腕に対する畏怖の念が目立ちます。
一方で、競馬界内部では「エージェントの影響力が強まりすぎたことで、調教師と騎手の直接的な師弟関係や義理人情が希薄になった」と嘆くオールドファンや関係者も少なくありません。過去にはトラックマンが本業の取材活動を通じて得た独自情報をエージェント活動に利用しているのではないかという懸念から、JRAが規約を改正し「専門紙記者などの報道関係者との兼業禁止」を打ち出した経緯もあります。こうした制度改革の引き金となったこと自体が、小原氏の存在感がいかに規格外であったかを物語っています。