ドラフト前から球界関係者の間では、「ポテンシャルを評価して育成枠なら指名を検討する球団があるのではないか」と囁かれていました。プロのハイレベルな指導環境と最新のトレーニング機器のもとで3〜4年じっくり育成すれば、大化けする可能性を秘めていたからです。
しかし、ドラフト直前に報じられたのは「育成指名なら入団しない(支配下指名のみ志望)」という本人の強い覚悟でした。中途半端な気持ちでプロの世界へ飛び込むのではなく、支配下登録選手として勝負できる実力があると評価されなければ別の道を模索するという明確な一線が引かれていたのです。
この意向を受け、育成枠でじっくり育てたいと考えていた複数球団が指名を回避せざるを得なくなりました。リスクを冒してまで支配下の貴重な枠を割くことはできず、結果としてどの球団からも指名されないという結論に至りました。