SNS上で時折「マスクがどこにも売っていない」という投稿が拡散されることがありますが、その多くは特定のブランド(特定メーカーの超立体や限定色など)の一時的な品薄を、市場全体の欠品と混同した誤解です。
過去におけるマスク売り切れの理由と経緯を振り返ると、供給網の物理的な断絶ではなく、「急激な需要増による店頭在庫の瞬間的な払底」と「それを目撃した消費者の買いだめ心理」が連鎖して発生していました。行動経済学における同調現象やリスク回避バイアスが働くと、本来なら1箱で足りる家庭が3箱、4箱と抱え込み、結果として物流の補充スピードを消費スピードが上回ってしまいます。
無用なパニックを避けるためには、Twitter(現X)などのマスク販売店リアルタイム情報を鵜呑みにせず、流通大手の公式アプリの店舗在庫検索機能や、大手ECの翌日配送枠を客観的に確認することが極めて重要です。