社会人や現職教員が通信制大学や認定講習で特別支援学校教諭免許を取得する際、どのようなハードルに直面するのか。受講経験者の手記やSNS・コミュニティでのリアルな証言を検証すると、カタログスペックには載っていない実情が浮き彫りになります。
通信制大学(明星大学、佛教大学、東京未来大学、放送大学など)を受講した教員の手記では、「レポート課題の厳密性とスクーリング日程の確保」が最大の関門として挙げられています。
「通常業務をこなした後の深夜に教育診断法や重複障害教育の文献を読み込み、数千字の課題レポートを提出し続けるのは想像以上の体力勝負だった。特に秋以降の通知表作成時期と単位認定試験が重なると睡眠時間を削るしかない」(30代・公立小学校教員の手記より)
一方、放送大学を活用した受講者からは、「オンライン完結で講義動画を倍速視聴できる柔軟性が極めて高かった」という評価が目立つ反面、「科目登録の締め切りや教育委員会への免許申請手続き(別表第7の申請書類作成)が複雑で、自力で書類を揃える労力が膨大だった」という指摘が散見されます。
現場のリアルな声として見逃せないのが、「免許取得直後に特別支援学級や特別支援学校への異動打診が急増する」という点です。人手不足が続く現場において、免許を取得することは「専門職としての即戦力」とみなされるため、自身のキャリアプランと異動希望のすり合わせをあらかじめ想定しておく必要があります。