2023年に「株式会社山口達也」を設立し、自らがアルコール依存症当事者としての経験を伝える活動を始めてから数年が経過した。現在の彼は、かつてのギラギラとした芸能人のオーラとは異なり、どこか枯れた、しかし芯のある表情を見せている。全国各地での講演活動や企業向けのメンタルヘルス研修など、その活動の幅は地道ながらも確実に広がっている。
50代半ばという年齢は、多くのビジネスパーソンにとってもキャリアの岐路となる時期だ。山口自身も、過去の過ちを消し去ることはできないと自覚しつつも、残された人生で何ができるかを問い続けているという。彼の会社が発信するメッセージには、単なる啓発を超えた、当事者にしか書けない生々しい言葉が並ぶ。