ネット掲示板で長年にわたり都市伝説のように語り継がれているのが、競技中に発生した「ポロリ」の真偽です。結論から言えば、芸能人水泳大会のポロリの噂と真偽については、その大半が番組サイドと芸能事務所が暗黙の了解のもとで仕掛けた「計画的ハプニング」であったことが、後年の制作陣の手記や関係者の証言によって裏付けられています。
当時、番組を彩った出演者の中には、いわゆるトップアイドルだけでなく、知名度向上を狙う売り出し中のグラビアタレントやキャンペーンガールが多数キャスティングされていました。視聴率が20%から30%に迫る巨大特番において、少しでもカメラに抜かれ、翌日のスポーツ紙や視聴者の記憶に残ることはタレント生命を左右する死活問題でした。
アイドル水泳大会のハプニングの真相として知られるエピソードの一つに、水着の縫製や留め具にあらかじめ細工を施しておくという手法があります。水流の負荷がかかると外れやすい構造にしておき、カメラが寄りやすいゴール直前や障害物競走の難所で水着が外れるよう設計されていました。これらは事前にリハーサルが行われており、映ってはいけないデリケートな部分はアンダーショーツや肌色の粘着テープで厳格にマスキングされていたのが実情です。
一方で、芸能人水泳大会の舞台裏の詳細まとめによると、すべてが作り物だったわけではありません。競技自体は極めて真剣勝負であり、水流や他者との激しい接触によって、スタッフの想定を超えた「完全なアクシデント」が発生することも稀にありました。そうした本物の事故カットはスタジオ収録の段階で慎重にモザイク処理や編集カットが施され、電波に乗ることは厳禁とされていました。つまり、お茶の間に届いていたハプニング映像のほぼ100%は、入念なチェックを経て「放送可能」と判断された演出の産物だったのです。