歴代エンディングの中で、最も幅広い世代に浸透し、社会的な広がりを見せたのが『世界がひとつになるまで』です。作詞:松井五郎、作曲:馬飼野康二という歌謡界の黄金コンビによって生み出されたこの楽曲には、深遠なメッセージが込められています。
作詞の松井五郎氏が紡いだフレーズには、「争いや違いを乗り越えて手を取り合う」という普遍的なヒューマニズムが宿っています。劇中で忍者のたまごたちが失敗を繰り返しながらも友情を育む姿と重なり合い、単なるアニメソングにとどまらない強い説得力を生み出しました。
さらに作曲の馬飼野康二氏による旋律は、シンプルでありながら誰でも歌いやすい音域設計が施されており、手話を取り入れた振り付けとともに全国の小学校の音楽の教科書や合唱祭の定番曲として定着しました。近年ではシンガーソングライターの結花乃(ゆかの)をはじめとする実力派アーティストによるカバーも制作され、時代と世代の境界を越えて歌い継がれるスタンダードナンバーへと昇華しています。