一方で、美しさを追求するあまり、利用者の利便性や安心感との間に予期せぬギャップが生じるケースも散見されます。ネットの掲示板やレビューで特に活発な議論を呼んでいるのが、「カフェの男女共用トイレ問題」です。都心の小規模な店舗では、限られたフロア面積を有効活用するためにレストルームを1箇所に集約し、男女共用としているケースが少なくありません。
この仕様に対し、ネット上では「前に入った人の使い方や臭いが気になって落ち着かない」「音漏れが心配でリラックスできない」「おしゃれなのは嬉しいけれど、最低限男女別の個室を用意してほしい」といったリアルな本音が多数寄せられています。いくら高価なアメニティが並ぶ空間であっても、鍵の建付けや防音性、衛生的な清潔感が伴っていなければ、かえって利用者に強いストレスを強いることになります。デザインの華やかさの裏にある、プライバシーへの繊細な配慮こそが問われています。