親機となるスマートフォンの設定を少し調整するだけで、テザリングの安定性は目に見えて改善します。端末ごとの具体的な改善アプローチを押さえておきましょう。
iPhoneユーザーの場合、設定アプリ内の「インターネット共有」にある「互換性を優先」スイッチの切り替えが鍵を握ります。これをオンにすると2.4GHz帯固定になり古い機器とも繋がりやすくなりますが、電波干渉を受けやすくなります。周囲にWi-Fiが飛び交う環境で通信を高速・安定させたい場合は、この設定をオフにして5GHz帯で接続させるのが鉄則です。また、子機と接続が確立するまでは親機のテザリング設定画面を開いたまま維持することで、初期のハンドシェイク失敗を防げます。
Android端末では、アクセスポイント設定からテザリングの5GHz/2.4GHz帯切り替えを直接指定できる機種が主流です。屋外利用時は電波法の関係で2.4GHz帯が推奨されるケースもありますが、屋内の安定した作業環境であれば5GHz帯を選択することで干渉を一掃できます。あわせて「自動的にアクセスポイントをOFFにする」項目を無効化し、スリープ時でも接続を常時キープできるよう構成しましょう。