塩基対とは?Dnaの基本構造と30億対の謎を専門記者が徹底解明

塩基対とは?Dnaの基本構造と30億対の謎を専門記者が徹底解明

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研究論文やバイオテクノロジーの現場では、DNAの長さやゲノムの大きさを表す標準的な指標として塩基対bp単位が用いられます。1,000塩基対を「1 kbp(キロベースペア)」、100万塩基対を「1 Mbp(メガベースペア)」、10億塩基対を「1 Gbp(ギガベースペア)」と表記します。

分子生物学の計算において、1塩基対あたりの平均分子量は、脱水縮合やナトリウム塩の付加といった諸条件を考慮して約616〜660として扱われます。身近な微生物から私たち人間まで、ゲノムの規模は生物種によって桁違いの開きがあります。

対象生物・ゲノム詳細・数値データ塩基対あたりの物理的目安編集部の見解・評価大腸菌(E. coli)約4.8 Mbp(480万塩基対)環状DNA(全長約1.6 mm)原核生物の代表例。無駄のない凝縮されたゲノム構造が特徴。ヒトゲノム(精子・卵子)約3.0 Gbp(30億塩基対)1組の染色体セット(全長約1 m)ヒトゲノム塩基対数の基準値。生命維持の基本セットに相当。ヒト体細胞(全身の細胞)約6.0 Gbp(60億塩基対)両親由来の2組(全長約2 m)顕微鏡でも見えない微小な細胞核内に、2mもの塩基対が折り畳まれて格納されている。1塩基対あたりの規格値分子量 約616〜660塩基間の距離 約0.34 nmPCR増幅産物の電気泳動や質量計算における不可欠な換算係数。
林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。