マルチビタミンは意味ない?医師と医学論文が明かす効果と危険性

マルチビタミンは意味ない?医師と医学論文が明かす効果と危険性

マルチビタミンは意味ない?医師と医学論文が明かす効果と危険性とはどのようなものなのか? 主要なファクトを簡潔に解説します。

SNSやWebコミュニティの声を検証すると、「朝の目覚めが良くなった」「吹き出物が落ち着いた」という肯定派と、「何ヶ月飲んでも変化を感じない」「胃がムカムカするだけ」という否定派で意見が真っ二つに割れています。 この体験の差を生み出している最大の要因は、「スタートラインにおける体内栄養状態の差」と「心理的プラセボ効果」です。もともと栄養バランスが整っている人がサプリを飲んでも、体感できる変化はほぼ生じません。 また、サプリを飲んだ直後に「尿が蛍光ペンのように鮮やかな黄色になる」現象を経験し、「栄養が全部流れて無駄になっているのではないか」と疑問を抱く人が少なくありません。この現象の直接的な原因は、マルチビタミンに含まれる「ビタミンB2(リボフラビン)」の色素です。 ビタミンB2は水溶性ビタミンであり、体内で一度に吸収・利用できる上限を超えると、余剰分が速やかに腎臓から尿中へと排泄されます。これは体が正常に不要な成分をろ過している証拠であり、危険な兆候ではありません。しかし同時に、高用量の水溶性ビタミンを一度に流し込んでも、使われなかった分は文字通り「高価な尿」となって排出されているという現実を如実に物語っています。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。