実写ドラマ版の放送当時、SNSやメディアで最も大きな話題となったのが、主演・山田涼介さんの圧倒的な演技力と、民放プライム帯としては異例の過激なバイオレンス・グロ描写でした。
山田涼介さんは、気弱で笑顔を見せる大学生「エイジ」と、冷徹な視線で裏社会の猛者たちを手玉に取る「B1」を、表情筋のわずかな動き、声のトーン、姿勢だけで完璧に演じ分けました。制作現場のインタビューでも共演者たちから「カットがかかる前後での目の色の変わり方が凄まじい」と評されたその熱演は、アイドル俳優の枠を完全に脱した本格派サスペンス俳優としての地位を決定づけました。
一方で、初回放送直後から「グロすぎる」「地上波で流して大丈夫なのか」といった声がネット上で噴出しました。半グレ集団「スカル」のリーダー・サイ(尾上松也)による拷問シーンや、血まみれの拷問椅子、生爪を剥ぐ音響効果など、原作の持つダークな世界観を妥協なく再現しようとした結果、視覚的・心理的なショックを受けた視聴者も少なくありませんでした。
放送当時の視聴者データを振り返ると、世帯視聴率の数値自体は深夜寄りの重い内容ゆえに苦戦したものの、TVerをはじめとする見逃し配信では全話累計で数千万回再生を突破する大ヒットを記録しました。リアルタイム視聴よりも配信でのイッキ見に適したノンストップサスペンスとしての構造が、デジタルネイティブ世代の支持を強く惹きつけた結果です。