退職プロセスは感情論が絡みやすく、労使間の衝突が絶えない領域です。SNSや相談窓口に寄せられる実態調査から、代表的なトラブルパターンを検証します。
現場取材で見えてきた典型的なトラブルは次の3点です。
- 「退職届を受け取ってもらえない」:上司が引き出しにしまい込み、人事部に報告を上げずに握りつぶすケース。
- 「損害賠償を請求すると脅される」:「急に辞められたら穴埋めの採用費を請求する」といった法的に根拠のない恫喝。
- 「離職票の区分を自己都合に改ざんされる」:整理解雇や退職勧奨であったにもかかわらず、提出書類の文面を理由に自己都合処理される被害。
法的な観念から見れば、退職届は相手方の支配領域に到達した時点で効力を発揮します。受取を拒否された場合は、内容証明郵便で会社宛に送付することで、到達の事実を客観的に証明できます。