現場取材と過去の出展者・来場者からのヒアリングを重ねると、東京流通センター第二展示場を訪れる際に直面する「3大トラップ」が浮かび上がってきます。華やかなイベントの裏で、多くの人々が初動の判断ミスによって貴重な時間と体力を削られています。
第1の罠は、東京モノレールの列車種別トラップです。浜松町駅から乗車する際、先発する「空港快速」に飛び乗ってしまうと、流通センター駅を猛スピードで通過し、羽田空港第3ターミナル駅までノンストップで連れて行かれます。リカバリーには往復で約25分〜30分のタイムロスが発生し、開場待ちの列形成や入場待機列の先頭集団から完全に脱落することになります。
第2の罠は、コインロッカーのキャパシティ不足と争奪戦です。第二展示場内やモノレール駅改札外に設置されているコインロッカーの総数は、数千人規模の来場者数に対して圧倒的に不足しています。開場時間の30分〜1時間前にはほぼ全区画が埋まり、スーツケースを持参した遠方からの来場者が途方に暮れる光景が常態化しています。
第3の罠が、日曜日・祝日における「ランチ砂漠化現象」です。TRCは本来、広大な物流・オフィス複合施設であるため、センタービル内の飲食店舗は平日勤務のワーカー向け営業を基本としています。平日であれば多彩な飲食店街が営業していますが、日曜・祝日開催の催事では休業する店舗が相次ぎ、営業中の数店舗やコンビニに長蛇の列が形成されます。事前の補給計画を持たずに現地入りすることは、明らかなリスクと言わざるを得ません。