呼吸のたびに胸のあたりから「ヒューヒュー」「ゼーゼー」と雑音が聞こえ、特に息を吐き出す時に苦しさを感じる場合は、気管支喘息による発作性の喘鳴が疑われます。
気管支喘息は子どもの病気と思われがちですが、成人になってから初めて発症するケースが全体の半数以上を占めます。大人の喘鳴と息苦しさは、アレルゲンだけでなく寒暖差、タバコの煙、過労、ストレス、気道感染などを引き金に突如として悪化します。
気道の内側が慢性的に炎症を起こして過敏になっているため、わずかな刺激で気管支周囲の筋肉が収縮し、内腔が一気に狭まります。大人の場合、「夜間に横になると咳き込んで眠れない」「階段の上り下りで急に胸が締め付けられるように息苦しい」といった症状が現れたら、重篤な喘息発作の前兆として受け止めるべきです。